私のスタイル

左か右か?

世の中には「左か?右か?」という議論が溢れています。神か悪魔か。米国は共和党か民主党か。資本主義か社会主義か。与党か野党か。確かに、2つの選択肢を提供されたほうが盛り上がります。

仕事のスタイルも左脳派と右脳派に分かれるようです。左脳派は論理思考が強く、官僚や欧米コンサルタントなど。会社組織のロジックも軍隊も左脳思考です。右脳派はヒラメキや直感・感性など。芸術家やスポーツ選手が代表的です。

私は両方を求めています。欲張りですか?

ヒラメキやアイデアという右脳で始まり、事業化する細部を詰めていくときは徹底した左脳派です。商品を作る際は右脳に戻り、営業戦略を考えるときは左脳です。お客様を前にして最後ひと押しするときは右脳です。

昔から経験で、お客様は左脳で納得し、購買の決断は右脳でする、と知っています。

会社組織では、根拠を求められます。提案の際も、指示命令の際も。「なぜなら、それが私の直感だからです。」とはなかなか言いづらいですね。

しかし、常に訓練をしている人の直感と全く訓練をせず経験値のない人の直感では明らかに違います。私は「直感力は貯金のようなものだ」と思っています。常日頃から直感を働かせて、その後に当たったか外れたかを振り返る。そんなことを繰り返しているうちに直感力はどんどん磨かれていきます。まるで、修行のようです。

それでも修行の成果はなかなか論理的に説明がつかないので会社組織では説得力がないかもしれません。このジレンマはずっと消えないかもしれませんね。

ただ、大事なのは「右か左か」「スペシャリストかゼネラリストか」という議論は経営者や事業家には意味がない議論だということです。「どちらも総動員しましょう!」それが私のスタイルです。


十六代目 黒田九兵衛

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